Type激Ｓ








２００１「パンドラの」

琥珀「その箱を開けたら最後に希望が……出ればよかったんですけどね……」
志貴「なに救いのない結果に改変しようとしてるんですか」




２００２「頭かくして」

秋葉「あの子は隠れようとすればするほど目立つわね……」

　屋敷の前をサングラスとコートを身に着けてうろうろする晶を見て。




２００３「柔道」

アルク「絞め技ー」
シエル「ぐ……ぐえ……」
志貴「おま、それチョークスリーパーじゃねえか！　着衣利用しろ！」




２００４「だってシエルだし」

シエル「絞めてること自体はなんら問題ないんですね……」
志貴「……」
シエル「なんで目をあわせてくれないんですか？」




２００５「胴着」

志貴「ところでお前なんで黒帯しめてるんだ？」
アルク「ん？　たまたまみつけたのがそうだっただけだよ？」
志貴「返して来い！」




２００６「真意」

志貴「アルクェイドー。いないのか？　どこいったんだあいつ……ん？　日記か？　昨日に日付か……」

○月×日

もうすぐ志貴と出会って２年になる。去年もそうだったが、この時期になるとあの痛みが思い出される。憎い。憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い。でも、明後日は映画館に連れて行ってくれるって言ってた。その後はわたしの部屋にくるだろうからチャンスはいくらでもある。明後日が楽しみだ。

志貴「……逃げる準備を！」




２００７「エスケープ不可」

　がちゃっ。

アルク「あれ？　志貴いたんだ？」
志貴「あ、あぁ……そうそう、明日のことなんだけど、急に補習が──」
アルク「あ、体のあちこちが痛み出した」
志貴「楽しみだなー明日！」




２００８「ずれてた」

アルク「いよいよ明日か。ふ、ふふ……あれ？　日記が元の位置からずれてる？」




２００９「確認」

　翌日。

アルク「ねー志貴」
志貴「ん？」
アルク「日記読んだ？」
志貴「な、ななな！　そんなわけないじゃないか！　そっかー。おまえ日記とかつけてたのかー」
アルク「……そうだよね、アレ見られてたらちょっと恥ずかしいから」
志貴（恥ずかしいとかいう問題だろうか……）




２０１０「拉致」

アルク「あ、そうだ志貴。この後わたしの部屋にこない？」
志貴「ごめん。今日は秋葉と約束が……」
アルク「えー、いいじゃないのよー」
志貴「そうはいっても……ってアルクェイド！　め、目が金色になってるから！」




２０１１「金のパン銀のパン」

女神「貴方が落としたのは金のカレーパンですか？　銀のカレーパンですか？」
シエル「普通のカレーパンです」
女神「貴方は正直者ですね。褒美にこの金のカレーパンと銀のカレーパンをあげましょう」
シエル「あ、ありがとうございます……ってこれ食べれるんですか？」




２０１２「濡れ」

シエル「……びちょびちょ」




２０１３「しょうがないので金と銀に口をつけてみた」

シエル「こんにちは、遠野くん」
志貴「あ、先輩こんに……なんで歯かけてるの！？」




２０１４「根性」

シエル「いやー、まんま金塊なんですもん」
志貴「な、なんてもったいないことを！」




２０１５「ついでに」

シエル「やっぱりカレーパンはしめってないものに限りますね」
志貴「食べたんですか？」




２０１６「寝巻き」

橙子「裸」
式「和服」
荒耶「裸」

幹也「坊主にヘキサゴン」




２０１７「寝巻き２」

セイバー「特に着ませんが……」
藤ねえ「虎ガラのガウン」
ライダー「ネグリジェ」

士郎「２番目のやつちょっとまとうか」




２０１８「妄想炸裂」

凛「……ライダーのネグリジェはいいの？」
士郎「ぶっ！（鼻血）」




２０１９「ロ○思考」

イリヤ「私もネグリジェよ？」
士郎「……」
凛「いま想像したでしょ？」
士郎「ししししし、してない！　断じてしてないぞ！」
ライダー「動揺しすぎですね……」




２０２０「いわずもがな」

バーサ「■■■■──」
士郎「いいたいことはわからんがきっとかわらないんだろうな……」




２０２１「その中身をえらばず」

志貴「あ、鼻血」
アルク「……」
秋葉「……」
志貴「いや、血ならなんでもいいの？」




２０２２「鼻ちゅぱ」

翡翠「……」
志貴「……なんで翡翠までみてるんだろう……」

　鼻血を拭きつつ。




２０２３「寄せ鍋」

アルク「ラーメン」
シエル「カレー」
秋葉「血液（AB型）」
翡翠「梅」
琥珀「薬」

志貴「……もっと鍋っぽいもの用意しようよ……」




２０２４「勘違い」

秋葉「あ、そうですね。鍋にはO型ですもんね」
志貴「出直してこい」




２０２５「しょうがないから」

志貴「カレーラーメンにでもしようか……」
翡翠「梅は……？」
志貴「二人ともそれでいい？」
アルク「まぁ、志貴が作ってくれるなら……」
シエル「私もかまいませんよ」
志貴「よし、じゃあ俺が作ろうか」
翡翠「……梅は？」
琥珀「あはー、志貴さんの手料理ですか。楽しみですね」
秋葉「楽しみにしてますね」
志貴「あはは、琥珀さんほどおいしいものはつくれないからほどほどにな」
翡翠「梅は？」




２０２６「こっそり混入」

ALL「「「「「すっぱ！！！！」」」」」
翡翠「……意外といける……」




２０２７「○と○○の神隠し」

桜「……」
凛「……いくら読むときの字数が同じだからってこれは……」




２０２８「黒補給」

桜「……ってことは姉さんが偽の名前で本当の名前は私……ふふ、ふふふふっ……」
凛「湯婆婆ね」
イリヤ「湯婆婆だわ」




２０２９「姉妹」

凛「ま、主人公は私よね」
士郎「銭婆……」




２０３０「協議の結果」

士郎「主人公は桜（白）となりました」
凛「桜（白）って……ほとんど絶無じゃないの」
桜「なんで主人公に選ばれたのに全然よろこべないんでしょう……」




２０３１「個人的には７位花音（かのん）が気になる」

凛「……そんなバカな……」

　２００４年、女の子で最も多い名前、さくら。ちなみに凛は三位。




２０３２「ニアミス」

桜「あはははは！　ついに姉さんに勝ちましたよ！」
凛「あ、これ桜じゃなくてさくらね」
桜「ちくしょー！！」




２０３３「複雑」

凛「っていうかよく考えたらありふれた名前ってことよね……」
桜「……」




２０３４「性別」

レン「……！」
志貴「ん？　あぁ、レンも一番だね」
レン「（こくこく）」
志貴「（男の子の一位なんだけど、いいのかな……」




２０３５「外国人」

シエル「なんでわたしの名前がないんですか！　こんなところでも脇役扱いですか！？」
志貴「無茶いわないでください」




２０３６「真っ赤なお鼻の」

有彦「今年のクリスマスも一人か……いっそのことプレゼントでも配ってまわるか……？」
ななこ「なんでこっちみてるんですか、やりませんよわたしは」




２０３７「示談」

有彦「人参３本」
ななこ「わ、わわわわわたしはありがたいせいててんですからそんなこと言われても絶対いききませんよ！？」
有彦「わかったからその見てて哀れになるほどの動揺っぷりをなんとかしろ」




２０３８「悪魔に魂」

ななこ「……五本！」
有彦「プライドは？」




２０３９「プレゼント」

有彦「でも配るもんがねぇな……」
ななこ「で、なんでわたしの本体をみつめてるんですか？」




２０４０「論点」

有彦「あ、そうか。一人にしか配れないもんな」
ななこ「そういう問題じゃないです」




２０４１「分」

幹也「ここにはロリ分がたりない！」
式「頭大丈夫か？」




２０４２「選別」

橙子「なんなら私の子供の頃の人形でも作ろうか？」
幹也「却下」
橙子「なぜに？」




２０４３「パス」

橙子「しょうがない。式の人形でもつくるか……」
幹也「……」
式「なぜ黙る」




２０４４「おもひでぽろぽろ」

式「っていうかお前はオレの子供の頃のこと知ってるのか？」
橙子「……」
式「なぜ黙る」




２０４５「いもおと」

鮮花「私じゃダメだというのでしょうか……」
橙子「無理だな」
鮮花「言い切りましたね自分があっさり却下されたのに」




２０４６「どきっ！サーヴァントだらけの」

藤ねえ「大忘年かーい！」

士郎「おい、なんで藤ねえがサーヴァントとか知ってるんだ？」
凛「わ、わたしに聞かれてもわかるわけないじゃない！」




２０４７「仮面食事会」

士郎「……あいつ、どうやって食うんだろうな……」
凛「確かに興味深いわね……」

真アサ「……」




２０４８「偽仮面」

真アサ「（ぱくぱく……）」

士郎「あ、あああ……あれ仮面じゃなかったのか……」
凛「めちゃくちゃ怖いわね……」




２０４９「マーダークッキング」

凛「ところで、この料理誰が作ったの？」
士郎「アーチャーじゃないのか？」

凛「……」
士郎「……」

藤ねえ「料理の追加できたよー」
士郎「おいみんな食うのやめろ！」




２０５０「遅かった」

士郎「……聖杯戦争も終わりだな」
凛「そうね……」

　聖杯戦争、勝者藤ねえ。






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